Skyland Ventuers(SV)の大越です。今回は等身大の起業家をインタビューをしていく企画「LIFE-SIZED」の記事です。
スタートアップ起業家へ”起業家が起業を決意した理由”などをインタビューし、起業までの歩みを深掘っていきます。
起業というのに飛び込む勇気がない‥‥
具体的にどのように飛び込んだらいいのか‥‥
飛び込んだ後はどんな日常が待っているのか‥‥
このような疑問をもっているような人たちに向けて、何かのきっかけや参考になればうれしいです。
今回は、Fortnite上のバーチャル空間を制作するスタジオ「NEIGHBOR」の運営をされている株式会社NEIGHBOR代表のノトフさんのインタビューです。
この投稿は要約記事です。全文を見たい場合はこちらから。
ノトフさんの起業家としてのあゆみ
学生時代はフリーライターで活動
ニコニコ動画で生放送の企画を始める
アイドル業界に軸足が移り「東京アイドル劇場というイベント会社の立ち上げ」←1回目の起業
新型コロナ流行でアイドル業界に陰りが出たのに加えて、ノトフさんの興味が別のものに変化
Fortniteに特化したメタバース制作スタジオ「株式会社NEIGHBOR」を設立←2回目の起業
スタートアップ村にはいり資金調達などでグロース開始
アキバ文化好きが高じて”中小企業”をつくった
学生時代からフリーライターとして活動を開始し、YouTubeの運営や自身の発信を積極的に行った。アニメ系のライティング活動にも移り、アキバ文化に関心を持つ中でアイドル業界に興味を持つように。
自分で東京アイドル劇場というイベントを立ち上げて法人化。これが初めての起業。起業の理由は税金が一定期間免除されるため、打算的であり、中小企業の立ち上げとなった。
スタートアップ村に”入村”
2020年、新型コロナウイルスが流行したことで、アイドル事業が立ち行かなくなり、また、そのタイミングを前後する形で自分の興味自体も事業に据えている「Fortniteに特化したメタバース制作スタジオ」に。
スタートアップ村と言われるように、個人事業主だったノトフさんから見て、その”村”の入り口がわからなかった。しかし「Fortniteに特化したメタバース制作スタジオ」の着想からスタートアップとしてやっていきたいと考えが変わった。
スタートアップとして旗揚げしようと思ったものの、”村”の入口がわからないというのが最初の壁だった。
投資家の反応で事業の手ごたえ
Fortniteに特化したメタバース制作スタジオの事業に関しては、スタートアップとしてやろうと決意していたので、がむしゃらに動いた。毎日3~4名、月で40~50名ほどVCと対話を。どこに持っていっても大体の人が「めっちゃ面白そうですね」と前向きで気持ち的には「これはなんかもういけるやろな!」ぐらいの手ごたえを感じていた。
投資家行脚をしたことで少しづつスタートアップ村の輪郭がぼんやりと見えてきた。
けんすうさんとの出会いがすべてのターニングポイント
同時期にエンジェル投資家さんとも話しをしてみたいと思いコンタクトを始め、第一想起したのがけんすうさんだった。
いきなり失礼ながらもDM突撃。こんな事業考えてるんですけど1回お話してもらえませんか、と。奇跡的に返信をもらい、DMのやり取りを始めこんなやりとりが‥‥
けんすうさんにこの事業を面白がってもらい仲間になってほしいという想いがあり素直に想いを伝えたところ「面白そうですし、制作費を出すのでロケスタくんのキャラクターで制作発注させてもらえませんか?」と。この機会をきっかけに、いろいろな方とのコミュニケーションが広がった。
資金調達をしてよかったことは「利害関係者を増やせたこと」
スタートアップとして事業をグロースさせたかったため、会社設立と資金調達の必要性を感じていた。とくに資金調達は重要だと考えていた。
資金調達をすることで、さまざまな経験を持っている「少し先の未来を経験している方々」が仲間になります。仲間になってもらえるというのは、会社や事業をグロースさせていくうえでとても大切な要素だと。
1社目の失敗を経験していたため、2社目の会社では資金調達をし、とにかくいろんな面で相談できる相手・仲間が欲しかった。中小企業よりもスタートアップがいいと言いたい。1人や少人数でやっても、稼げるし自由いいが、事業や会社をグロースさせるのであれば利害関係者を増やした方が絶対にいい。
1,000万人が集まる仮想都市をつくる
次世代のコンテンツ企業になるという目標を持っている。具体的にはFortniteの中に仮想都市を作ること。1つの仮想都市を使って鬼ごっこやレース、バトル、謎解きなどどのようなゲームでもできるようにしていき、仮想都市にくる人たちの人口を増やしていきたい。
そうなれば、架空キャラクターを作ってみたり、キャラクターたちのストーリーを考えたり、ファッションブランドを立ち上げたり、音楽を作ってバンドを結成したり・・・・、土地の拡張だけでなく、文化を広げていくこともできると信じている。言語化すると、Fortniteがやってることと全く同じ。
実際、ロケスタくん(けんすうさん)のダンジョンだと、3ヶ月で100万人に遊んでもらっている。例えば、それを10個作れば毎月1,000万人が集まる仮想都市をつくることは全然不可能じゃないなと信じている。
インタビューの感想
資金調達をすることでメンバーだけでなく外部の仲間をあつめることができ、事業を大きくすることができるという話はとても印象的でした。
これからも等身大の起業家へインタビューする企画「LIFE-SIZED」で、いろいろな起業家にインタビューをしていきますのでお楽しみに。




